目の不自由な方の生活について学ぼう   ~盲導犬について~

福祉の授業で、今年度は「視覚に障害のある方について」学習します。現在、盲導犬の数は全国で848頭、兵庫県では35頭だそうです。兵庫盲導犬協会から、訓練士の方と盲導犬のPR犬の「デュー」号が来てくれました。最初に「盲導犬からの4つのお願い」を聞きました。

「盲導犬」は、目が不自由な人が歩くことをサポートする犬です。手や足が不自由な人をサポートする犬を「介助犬」と言い、耳が不自由な人に音がどこで鳴っているのかを教える犬のことを「聴導犬」と言います。このような犬のことを「補助犬」と言います。

「見えずらさ」の体験では、片手で握りこぶしを作って両目の間において見えにくさを話し合いました。次に親指と人差し指で輪を作り、その穴から周りを見渡してみました。一言で「見えにくい。見えずらい。」といっても、真ん中が見えない、周りが見えにくい、全体がぼんやりしている等の違いがよくわかりました。

白杖を持っておられる方への声掛けは、正面からすることや、物の位置を説明する時は時計盤を基準にする(クロックポジション)とわかりやすいことも教わりました。

盲導犬は利用者であるユーザーと、3つの厳しい訓練(基本、誘導、共同)をクリアーしてようやく補助犬になるそうです。最後に盲導犬からの4つのお願い「声をかけない(お仕事中です)」「触らない・なでない」「食べ物を与えない」「写真を撮らない」を確認し授業を終えました。みんな体を乗り出して話を聞き、たくさんの学びの時間になりました。